2024年に日本で承認された妊婦用RSウイルスワクチン「アブリスボ」。生まれてくる赤ちゃんをRSウイルスから守るための新しいワクチンです。これまでは1回3〜4万円の任意接種でしたが、2026年4月から定期接種となり、対象の妊婦さんは公費負担(無料)で接種できるようになります。
この記事では、ワクチンの基本情報と、私が妊娠30週で実際に接種した体験談(費用・副反応・接種を決めた理由)を、まとめてご紹介します。
この記事で分かること
- RSウイルスワクチン「アブリスボ」とは?効果と仕組み
- 2026年4月から定期接種・公費化される最新情報
- 接種時期・費用・接種場所の目安
- 私が妊娠30週で接種した体験(3万5千円・副反応)
※本記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。制度や費用は変更される場合があるため、最新情報は厚生労働省・かかりつけ医にご確認ください。

RSウイルスとは?赤ちゃんが重症化しやすい呼吸器ウイルス
RSウイルス(RSV)は、乳児や高齢者に感染する呼吸器ウイルスです。特に生後数か月の赤ちゃんが重症化しやすく、乳児の入院原因のトップとされています。秋〜冬にかけて流行するため、その時期に出産を控えている方は特に気をつけたい感染症です。
妊娠中にRSウイルスワクチンを接種するメリット
- 生後すぐの赤ちゃんを守れる:胎盤を通じて抗体を赤ちゃんに届けられます(母子免疫)
- 入院リスクの軽減:RSVによる重症化や入院リスクを大幅に下げられます
- 精神的な安心:出産前後の不安を軽くできます
デメリット・注意点
- 費用が自己負担:1回約3〜4万円の自由診療(※2026年4月から公費化)
- 副反応のリスク:注射部位の痛み、発熱、倦怠感など
- 接種時期に制限あり:妊娠24〜36週の間に限られます
【2026年4月〜】RSウイルスワクチンが定期接種・公費化に
2025年11月、厚生労働省の専門部会で、妊婦さん向けRSウイルスワクチン「アブリスボ」を2026年4月から定期接種とする案が了承されました。これにより、対象の妊婦さんは自己負担なし(公費)で接種できるようになります。
| 項目 | 2025年まで | 2026年4月〜 |
|---|---|---|
| 接種区分 | 任意接種 | 定期接種 |
| 費用 | 自己負担(3万〜4万円) | 公費負担(無料) |
| 対象 | 希望者のみ | 妊婦(推奨時期あり) |
これから接種を検討する方は、2026年4月以降に妊娠24〜36週を迎えるかどうかが大きなポイントになります。妊娠を計画中の方は、かかりつけの産婦人科で接種スケジュールを相談しておくと安心です。
RSウイルスワクチンの接種タイミングと費用
接種する時期
妊娠24〜36週の間が推奨されており、特に30〜32週ごろが理想的です。胎盤を通じて十分な抗体を赤ちゃんに届けるためです。産院によって接種期間が異なるため、早めの確認が大事です。
費用の目安
ワクチン名は「アブリスボ」で、2025年までは保険適応外のため3万〜4万円が相場でした(全額自己負担)。2026年4月以降は公費負担(無料)になる予定です。
接種できる場所
- 産婦人科(かかりつけ医)
- 総合病院・大学病院
- ワクチンを取り扱っているクリニック
扱っていない場合もあるため、早めの問い合わせがおすすめです。
私が妊娠30週で接種した体験|3万5千円で打った理由
私は妊娠30週のときに、かかりつけの産院でRSウイルスワクチンを接種しました。費用は3万5千円。決して安い金額ではありませんでしたが、最終的に「打ってよかった」と心から思っています。
接種を決めた4つの理由
2024年から承認されたばかりだったので、第一子のときはまだ打っていません。でも第二子妊娠中は、こんな理由から接種を決めました。
- 保育園に通う上の子から、簡単に風邪をもらってしまう環境だった
- 出産予定が10月下旬で、秋から冬にかけて風邪が流行しやすい時期と重なる
- 費用は安くないけれど、重症化して入院になったときの生活への影響を考えると割に合うと感じた
- 何より、赤ちゃんが苦しんでいる姿を見たくない気持ちが強かった
RSワクチンに限らず、インフルエンザワクチンなど、妊娠中は私たち母体を通じて赤ちゃんに免疫を渡せます。「赤ちゃんの痛みを代われるうちに代わってあげたい」「守れるものは守ってあげたい」——その思いで接種を決めました。
まとめ|RSウイルスワクチンは赤ちゃんを守る新しい選択肢
| 対象 | 妊娠24〜36週の妊婦 |
|---|---|
| ワクチン名 | アブリスボ(Abrysvo) |
| 効果 | 赤ちゃんのRS重症化を予防(母子免疫) |
| 費用 | 3〜4万円(2026年4月〜は公費・無料) |
| 接種場所 | 産婦人科・クリニックなど |
2026年4月の公費化で、これまで「費用が…」と迷っていた方も検討しやすくなります。気になる方は、かかりつけの産婦人科に早めに相談してみてください。
よくある質問(FAQ)
※本記事は個人の体験と公的情報をもとにした参考情報です。接種にあたっては、必ずかかりつけの医師にご相談ください。
【参考】日本経済新聞「RSウイルスワクチン、2026年度から定期接種に」(2025年11月)、厚生労働省 予防接種・ワクチン分科会資料
