はじめに、そもそもケアマネ試験ってなに?どんな人が受験できるのかについてお伝えしていきます。
ケアマネってなに?
みなさんも一度は生活しているうえで『ケアマネ』というワードを耳にしたことはあると思います。正式名は介護支援専門員(米でケアマネージャー)と呼ばれています。略してケアマネと呼ばれています。
ケアマネの仕事としては、要介護認定を受けた利用者に必要なケアプランを作成し生活していくうえで必要な援助を考える人のことを指します。
ケアマネ試験とは 受験要項
ケアマネ試験は年に1回10月上旬ごろ実施されている民間の資格です。
合格発表は12月上旬ごろにあります。
各県で試験が実施され、ほとんどの県でマークシートによる回答です。※実際にケアマネ試験を行っている財団のホームページにほぼマークシート回答と書かれており、筆記試験対応の県を見たことがないため、マークシートと思って良いと思います。
[出題方式]マークシート形式で全60問 五肢複択式
介護支援分野 25問 保健医療福祉サービス分野35問
[試験時間]2時間 10時〜12時まで
[受験料]12,548円(東京都の場合)
[受験票発送時期] 大まかに9月ごろ
受験できる人
では、そもそも、自分が受験できる条件に該当しているかが気になりますよね
まず、下記の保健医療福祉の資格保有者または、相談援助業務で5年間且つ900日の実務経験を有する人です。
医師・歯科医師・薬剤師・看護師・助産師・保健師・准看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士・介護福祉士・視能訓練士・義肢装具士・歯科衛生士・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・栄養士・管理栄養士・精神保健福祉士
介護保険法に規定する施設(特定施設入居者生活介護・地域密着型特性施設入居者生活介護地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護・介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護予防特定施設入居者生活介護)の生活相談員、介護老人保健施設の支援相談員、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律基づく相談支援専門員、児童福祉法に基づく相談支援専門員、生活困窮者自立支援法に基づく主任相談支援員
しかし、注意点として、要援護者に対する直接的な対人業務を行っていなければ受験資格はありません。
例)薬剤師として勤続年数5年間且つ900日以上業務を行っているが、自分が行っているメインの仕事は薬剤調合である。
上記の例のような場合には、直接的な対人関係にはないため該当しないことになります。
そして、受験地
受験地とは、基本的には、お勤めの会社がある都道府県になります。しかし、退職をして現在働いていない場合はお住まいの県が受験地となります。
例)・勤め先は東京都内だけど、住まいは神奈川県の場合は東京都が受験地になります。
・勤め先は東京都内で、住まいは神奈川県の場合も現在育休中の方も受験地は東京になります。
・以前、勤めていた会社は東京だったが現在は退職し神奈川県在住の場合は神奈川県になります
合格後の研修
合格後の研修は合格通知とともに研修案内の用紙が封筒の中に入っています。
1次募集2次募集と研修期間が各都道府県により違うため合格したら気を緩めず研修の申し込み時期に目を通して募集期間に間に合うようにしましょう。研修日程は各都道府県によりかなりばらつきがあります。(合格後大体年始から始めるところが多く1次募集の期間も1週間程度と短かったように記憶しています。早いところだと年末から研修が始めるところもあるようなのでしっかり読み込みましょう)
※ちなみに、合格後、研修を受けるか悩んでいる方へ
まず、今後ケアマネとして働く気があるのかを想像してください。受験するということは少なからず候補には上がっているのかと思いますが現在の仕事を継続し続ける選択もあるかと思います。私から一つアドバイスとしては、合格後に研修料が5-6万程度(各都道府県により違いはあります)がかかります。合格後研修を受けケアマネの資格保持者になると5年おきにケアマネの更新があります。更新手数料がかかり、研修もあります。(5-6万程度)
そのため、私一個人的意見としては、合格はしたが現在は今の仕事を継続していくことを考えている場合は合格しただけでとどめておくことをおすすめします。実際に自分がケアマネ資格が必要になったときに改めて最新の研修内容と情報を手にしてケアマネとして働くほうが新しい知識を持ちながらコスパも抑えることができのではないかと思います。
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